神戸下町雑記 2015/07/11

07/12「WXIII 機動警察パトレイバー」 huluにて

huluのサスペンドまで少し間があるというのが解ったので、dTVやdアニメにないもので気になってたものを崩していくことに。パトレイバーは熱心なファンということでもないのですが、初期OVAから劇場版2作までは楽しんで観ていました。これだけは何故か観る機会がなかったんですよね。

なんだかそんなに昔の作品という感じもしないのですが、すでに13年前になります。劇場版1作目が22年前とか驚きますね……。

劇場版前二作もレイバーが主人公のロボットアニメ、ということではなく、2作目に至ってはおまけのような扱いでしたが、監督が変わってもさらに扱いは悪くなるといいますか、別に戦車でも代用出来るのでは、みたいな感じもありました。怪獣映画ですよね。そういう意味でよく作られています。ただこの怪獣は殺生はするものの大した破壊活動をするでもないので、とにかく地味、おっぱい出しても地味、そんな感じです。

つまらないかというとそんなこともなく、刑事二人は好感の持てるキャラですし、SFではよくあるとはいえ工夫のあるシナリオでしたが、なにしろ誰も幸せにならない、爽快感があるでもない、という……これはもう宣伝する側は頭を抱えたのではないでしょうか。そしてこういう作品が世に出せていた時代を懐かしく思います。

基本的に情報しか描いていないために地味になるんでしょうね。感情を乗せられる部分が少ない感じではありました。元々そういうクールさのある原作でもあるのですけども。こういう作品は不思議と世紀末より新世紀に入ってすぐによく見かけたような気がします。