神戸下町雑記

貧乏中年男子のどうでもいい備忘録

神戸下町雑記 2015/07/06

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7/6「AVENGERS:AGE OF ULTRON OSシネマズ神戸ハーバーランドにて

日本での宣伝に些か引っかかるところがあったり、先日劇場で観た予告編が不安になる感じではありましたが、そこまで酷いものではありませんでした。ただしぼくにとっての前作はそれこそ100点満点の作品でしたので、それと比較してしまうとどうしても点は辛くなってしまいます。甘く付けて70点、実のところ50点くらいかなとも思いました。

面白い部分はそれでも面白いのです。冒頭のアクションにはテンションが上がりますし、長回しでコンビ攻撃やコンボを繰り広げるアベンジャーズにはなんの文句もありません。アイアンマン3での「呼べばどこにでも飛んで来るよマシーン」を取り付けられたのであろう盾を持ったキャップが特に生き生きしていた気がしますね。キャップは殴る蹴るだけではなく銃器も使える人なのにそれをしないのは不思議ではあるんですけど。

そしてまあ話題になったハルクvsハルクバスターも爽快感のあるものでした。トニーがハルクに対しての恐怖心もやはり強かったのだな、と思うと複雑なところではありますが。あの戦いで市民とか結構死んでそうなんですが、どうなんでしょう。

物語としてはウインターソルジャーを観ていることが前提、くらいの感じでした。シールドが崩壊してマリア・ヒルがトニーの会社にいたり、フューリーが田舎に隠れてたりとか。まあそのあたりの地味なところは後半とくに説明もなくすっ飛ばすので平気っちゃ平気です。エージェント・オブ・シールドを踏まえてコールソンとかちょっとくらい顔出さないかな、と思ったんですが、それはありませんでした。

なんというかウルトロンに関してはどうにも冴えないイメージで……強いのは強いんですけど、べつにウルトロンでなくてもいいよねというか、そうであるならばヴィジョンとの対立を軸にしても良かったのかなあとか。ヴィジョンはDrマンハッタン的強キャラ感がある(実際あの石のおかけで相当強いはずなんですが)のに戦闘においてはまあそこそこ、という感じで。ラスト近くのウルトロンとの決着シーンとか、積み重ねがあればもっとこう胸に来たような気もするんですよね。

クイックシルバーとスカーレットウィッチに関しては……まあ本編で誰もそんな名前で呼んでませんけど……どうなんでしょう、わざわざ登場の前フリまでして今回登場しましたけど、必要だったんでしょうか。ソーよりもマンガ的な能力で、あれ確か権利の関係でミュータントではなく改造人間ってことになったみたいなんですけど、なんでわざわざそんな能力を? という感じでした。おかげでなんだかこう味方になるのもフワフワしてて……。特にクイックシルバーに関してはネタバレになるのであまり書けないのですが、ちょっとそれはないなあと思いました。

本来シリーズ物は2がいちばん面白い、というパターンが多かったんですが、これに関してはMCU全体として考えてしまうせいか、ウインターソルジャーと比べても少し見劣りしてしまう感じがして、もちろん個人的な印象なんですけども。面白かったのは死亡フラグを重ね続けるホークアイ氏とか、あとパーティのシーンは良かったですね。ファルコンさんとかもうちょい出番があっても良かったのに……。

アントマンにはまったく期待してなかった分、予告観るとちょっと楽しそうに感じました。あと予告でやってたのがリブートのファンタスティック・フォーとスーパーマンvsバットマンで、このあたりどれも面白そうだったんですよね。ちょっと消化不良に感じた今回ですが、シビルウォーでやっぱりすごい! とか思わせて欲しいです。