神戸下町雑記

貧乏中年男子のどうでもいい備忘録

映画雑記 Der Teufelsgeiger

08/26「Der TeufelsgeigerWOWOWにて

直訳すると「悪魔のヴァイオリニスト」とのこと。意味は解るんですけど、やっぱりこう、悪魔と契約してしまったヴァイオリニストという感じでした。否定してましたけどウルバーニの方が悪魔的でしたよね。

天才音楽家がモラル的にアレというのは「アマデウス」でもありましたが、好きなパターンです。テーマそのものはまったく違ってるんですけど。とにかく最初のコンサートまでは観てるこっちがイライラする感じで。でも演奏のすごさで納得してしまうのが素晴らしいところ 2290;

主演の デイヴィッド・ギャレットはあんな美男子でモデルで天才的なヴァイオリニストというのは、いったい前世でどんな善行を積んできたんでしょう……演技も良くて、演奏の説得力ももちろんすごい。これしかないという配役ですよね。ビジュアル的にこうロック・スター&# 12398;ようでもありました。演奏もギターの超絶技巧を思い出したりして。

物語は余韻はあれどなんともモヤモヤと終わってしまうのですが(たぶんエピローグが若干冗長)、音楽だけですべて許してしまう作品でした。

にしてもリンク先の解説、「天才的な腕前を持ちながら誰にも認められずにいたパガニーニが、敏腕マネージャーとその娘である歌手との出会いを通して、人間的に成長していく姿を描く」はウソすぎやしないかな……。